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2015-12-29 [J] 入院日記02

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 イビキ地獄の中でも、いつの間にかなんとなく寝れたらしく、ウトウトしてたら朝おっさん達の話し声で起きる。

時計みたら六時。おいおい。

二度寝を試みるも、「飯まだかな!腹減った!」とか普通に話すテンションで話し続けるおっさん達に屈する。


朝飯はロールパン2個、カボチャサラダゆでたまご、カットリンゴ。やっぱり不安で食欲ない。

左の頬のあたりの筋肉がうまく動いてないらしく、いつものように食い物を口にいれて咀嚼してると、口の頬と歯の間の下の部分にどんどんもぐりこんで行く

不快。

いつも通り食べてもぐりこんでくるのも嫌なんで、少しずつゆっくり右の方で噛むような食べ方にする。

食べ終わって気付いた。…あれ?献立が付いてる。昨日の晩ご飯は自分の名前が書いてある上から破れててメニューがわかんなかったんだけど。

同室の人達にちょいと不信感を抱く。




朝、神経科の先生が来てくれる。眼鏡才女な感じの人。いろいろ経緯を確認、筋力や顔の麻痺具合を確認後、筋力が落ちてないので、ギランバレー症候群としても軽度なので経過観察かなあ。という診断してもらい、先生は去っていった。

まあ、そういうことなら大丈夫なのかなあ。と、朝の点滴を待っていると、先程の先生が他の先生を六人ぐらい引き連れてまた、訪ねて来られる。


何この医師団




何事?と思っていると、先生から、明日から病院が本格的な年末年始のお休みに入ってしまうので、今日中にハッキリ出来る所はハッキリさせておきたい。急だけど、追加で検査をしたい。とのこと。

戸惑うものの、してもらったほうが自分も安心できそうな急がしたので、お願いする。


検査項目は、髄液検査と、MRI筋電図との事。

自分でネットでギランバレーを調べた時、髄液検査筋電図メチャクチャ痛いと書いてあったので一瞬怯む。

まあでも、そんな事言ってる場合じゃないので、恐る恐る「痛いって聞いたんですけど…」と聞くと「麻酔するから大丈夫だと思いますよ?」との事。



ナースステーションの横の処置室に招き入れられ、処置台の上に乗る横になって膝を抱えた姿勢(体育座りで横になったような?)になって背中をめくられる。

麻酔をかけてもらって、感覚なくなった所でがつっと髄液を採られる。結構ゆっくりなペース。ちょっと怖くて「髄液って何色なんですか?」と思わず聞く。

「無色透明ですね。」「ああ、そうなんですか。」

ほとんど痛みを感じることなく終了。

30分ほど安静にしておかないといかん、という話でついでに午前中の点滴もそこですることに。

昼休み始まったナースステーションの横の処置室で!

超腹減った…。あれ?そしてこの後すぐに筋電図って言ってたっけ?昼飯いつになるんだろう。昨日からこんなのばっかりだ。

点滴終ったあたりで、筋電図はご飯食べてからでいいです。と神経科の先生が言いに来てくれた。よかった。



昼飯は五目チャーハン豆腐サラダコンソメスープ。

時間ズレたにも関わらず、ホカホカ。暖めてくれたのかな?美味しかった。


昼飯後すぐに筋電図。神経内科に呼び出される。

筋肉に電気を通して、反応がどれくらいあるかを調べる、みたいな事らしく、電気が通りやすい所を微弱な電気を通しつつ探し当てたあと、結構がっつり強めの電気を通す。みたいな事をやったみたい。バチバチガッツン。結構痛い。


背中に注射器さされるのは怖かったけど痛くは無かった。こっちはがっつり痛い。ガマン出来ないほどじゃないけど。

結果はちょっと気になるところはあるけど、大丈夫そう。みたいな感じで告げられた。


病室に帰ってきてしばらくすると、風呂の順番が回ってきてるけど、どうするか?と聞かれる。そりゃ入りたいけど、MRIあるって聞いてるんですが?と聞くと、MRIは詰まってて時間かかるから遅いと思いますよー。といわれたので風呂に入る。


風呂は、風呂といいつつ湯船は無し、シャワーのみ。同じ階にシャワー室があって、順番に個別で入る。持ち時間15分。


バスタオルを持って無かった(この日風呂だって聞いてたんで嫁に今日もってきてもらう予定だった)んで「バスタオルの手持ちが…」と言うと「ナイショで今日は貸し出します」と言ってもらえたんで即風呂に入る。あったかいお湯…生き返る…。


風呂から帰ってきてしばらくすると、MRIに呼ばれる。



MRIは地下階だった。

金属部品は身につけてるとイカンらしく、眼鏡駄目、指輪だめ、ヒートテック駄目。

ヒートテックは身につけて無かったけど、いろいろ怖くなって、「いっそ全部脱ぎますか」と聞くと、「じゃあそうしましょう。」との事に。

まっぱになって患者服?みたいなのに着替えて、MRI室に入る前にまた「エレキバンとかカイロとか大丈夫ですか?」と聞かれたんでまた怖くなる。マッパだけど、さっき髄液検査の後に貼ってもらった傷テープ?みたいなのは背中に貼ってあるよ!

言葉が思いつかず、患者服めくって「これ大丈夫です?」と聞く。

「大丈夫ですよー」という答えが返ってくる。

よかった。と思った次の瞬間、私マッパやんか。と。尻ベローンですよ。恥ずかしい。

全部終ったのが三時半。四時に嫁娘が見舞いに。検査大変だったわーとかロビーでしゃべっていると、5時ぐらいに全館呼び出しで、ナースステーションに連絡くれと名指しで放送が入る。


慌てて戻ろうとすると、ばったり主治医の先生と会う。ちょうどよかった、今呼び出したトコなんですよ。直接こっちに来てください。といわれる。

検査結果が出たらしい。それに基づいて神経科の先生から所見、MRIの結果は脳の方には異常がない。髄液検査の結果、ギランバレー症候群の患者に見られる数値の異常は見られる

ギランバレー症候群と断定は出来ないが、可能性はある。

ただ、劇症に見られる筋力の低下もないし、顔面麻痺の症状も昨日からそれほど悪化してないので、悲観的に考えなくてもいいだろう。とのこと。

ここまでしっかりと調べてもらって、本当助かった。ちょっと安心した。

病室に戻る頃にはもう夕飯。
晩飯は豚肉の生姜焼き、ほうれん草のお浸し、白菜の煮物。うめえ。なんか入院して初めてメシをゆっくり食べれた気がする。


そして、恐怖の就寝時間。程なくやっぱりすごいイビキが響いてくる。

ふと思いつき、持ち込んだ3dsのイヤホンを携帯に接続、携帯に入れといた水樹奈々様の曲を聞きつつ寝る。なんとなく、前日より寝れたような気がする。

続く。        
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