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2015-12-28 [J] 入院日記01

事の始まりは12月26日。
姉夫婦の所に遊びに行く途中のバスで、顔が痙攣しているのを感じる。
それを見た嫁曰く、顔が波打ってるよう。姉夫婦の所で一日遊んで、帰宅前に寄った飯屋で飯を食っていて左の唇の内側を噛む。ここら辺から症状は始まっていたのかもしれない。

十時頃帰宅、くつろいでいた時に、嫁から左の眉毛がさがってると指摘される。
自分でも鏡をみてみる。

確かに左眉の位置がかなり下がってる。

実は、この一週間前ほどから、手足に正座の後の足のピリピリ感を感じることがあって、それも含めてグーグル先生に聞いてみる。

「顔面麻痺」「手足のしびれ」で検索すると、脳の異常やらビタミン不足やら糖尿病やら怖い結果がバンバンでてくる。こりゃ早めに病院行かなきゃなと、思ったものの、土曜日の夜。命の危険がありそうな感じでもなく、近場の日曜診療してくれてる脳神経外科を検索。市内で1軒だけ該当。


とりあえず、日曜朝イチで出掛ける事にして就寝。

12/27、診療開始時間に合わせて出発。現地に着いたんだけど、病院が開いてない。ネットの診療時間の情報は古いらしい。診療時間変わってるのに更新してなかったのね。とはいえ、他にあてもないので帰宅。月曜朝イチで地元の歩いて十分ぐらいの所に行くことにして、その日は本をゆったり読んですごす。

なんだか目がしょぼしょぼする気がする。左目が乾いているのかも。

月曜朝イチ、目星をつけてた病院へ。
受付で顔面麻痺で来ました。と行った途端、奥に案内され、先生が一瞥して即「専門でやってるとこありますから紹介状書きますね。」と言われる。ここに来て、結構ヤバイのか?と思い始める。

紹介状書いてもらうのに二十分ほど待って直ぐに紹介された病院へ。ものすごく大きな総合病院。

耳鼻科に案内される。あれ?脳神経外科じゃないの?
採血やら採尿が終って待ちに待つ。着いたのか十時で診察を受けたのが一時ぐらい。

診療時間が遅くなりそうなのを聞いて、嫁、娘が来てくれた。心強い。


診察の結果は顔面麻痺。細菌が顔面の神経を炎症させて麻痺させるとか。

治療法は、ステロイドの大量投与で炎症を沈めていくので10日間入院して欲しい。と。あとこれ、治療が遅れると後遺症が残る可能性もあるとか。

まあ、しょうがないかーと思い、いつからですかね?と聞いてみると、「行けそうなら今日から。今から部屋探します。」とのこと。入院前に質の悪い感染症持ってないか検査を受ける合間にサンドイッチとコーヒーをかっこんだ。

検査結果良好で、入院決定。流石に何も用意してないので、一度家に荷物を取りに帰らせてもらう。

着替え、生活用品、携帯、ゲーム機、キンドルあたりを、詰め込んで一人で病院に戻る。


病室は6人部屋、そのうち4人が埋まってる状態。
奥の方に居るおっちゃん、大阪のおっちゃんの普通のテンションでしゃべってる。
病室なのに。声大きいなあ。
荷物を片付けて、一息ついたところで、点滴。一時間ぼーっとせねばならぬ。サンドイッチしか食べてないので腹が減ってるなーと思っていて、そろそろ晩ご飯が運ばれてくるぐらいの時間に、診療室によびだされた。

一回診察受けてるのに何事か。とりあえず、診察室前へ。通常の診療時間は終了してるので、ロビーは暗い。扉を開けて呼びかけたら、外に掛けてお待ちくださいと返事。

待つこと三十分ぐらい後、診察を受けてた人が居たらしく出ていく。何故か涙を拭ってる様に見えたが何事?超腹減った。

ようやく中に招き入れられる。そこに居たのは、昼間見てくれた方とは違う先生で、話を聞いてると、顔面麻痺のみで三千とかの症例をみている顔面麻痺の権威の先生らしい。

いろいろこれまでの経緯を話しつつ、顔の麻痺具合を見ている時に「顔、ピクピクしてます?」と聞かれる。

土曜日の朝のバス内での話やら、手足のビリビリ感も合わせて話す。

先生曰く「顔面麻痺で麻痺しているところが勝手に動くのは見たことがない、神経の方も疑ったほうがいいかもしれない。」

脳神経の先生に即電話してくれ、可能性を探ってくれる。ギランバレー症候群というワードがでてくる。実は自分でも検索した時に出てきた言葉なんだけど、内容怖すぎて、これは違うよね。と勝手に否定してた可能性だった。

とりあえず、明日脳神経外科の先生に見てもらうという事になり、ウイルス性の顔面麻痺だった場合、手遅れになるので、ステロイドの投薬は、続けるという事に。


病室に戻ってきたら既に8時近く。冷え切った飯、病状への不安やらで喉を通らないけど無理矢理完食。メニューは、大根と人参のスライスとハムを混ぜたのと、さかなの練り物の団子と白菜を煮物。味うすい。自分の名前が書いてある上半分が破られてる紙が付いてる。給食の半券?

薬は大きめのカプセルが二つ(ウイルスを殺す奴らしい)と胃薬(ステロイドで胃がやられるらしい。)毎日、朝昼晩食後にカプセル二つ、朝晩に胃薬を飲めと申し渡される。



後は顔の動かない方をあっためて血行をよくする為のマッサージをする為に、レンジで暖める温パックが貸し出される。どこをマッサージするかもマニュアルを貰った。食後にマッサージする。テレビはあるもの、テレビカード(15時間1000円らしい)を買ってこないと見れ無い。無言でマニュアルを見ながらマッサージするけど…結構ツライ。


それと、まぶたの閉じが悪いって事で、軟膏を目の淵に塗って、瞳をカバーした後ガーゼをテープで顔に貼って保護。眼帯初デビューだ。


いつもは0時越えせず寝るなって事は考えられもしないんだけど、22時消灯で、眼帯はっつけて片目で何をするんだって話、しょうがないので寝る用意して、布団に入ったものの、寝付けない。

間もなくものすごいイビキが聞こえてくる。…三方向から。寝れるかい!

うとうとしてたら、夜中に歌声が聞こえてくる。…これ寝言…?

地獄かここは



続く。        
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