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2007-09-01 [J] ぐああ、しまったっ!

_ ■今日のいろいろ

さて、二日目ですよ。日程的には三日目ですけど。今日は登録は必要ないのでゆっくり目に出発。今日は昨日の晩にコンビニにご飯を買ってたので部屋でもそもそ食べて出発。

まずは、10時からの企画ですが、非常に迷った。「さよならジュピターリメイク委員会」「ハインラインがSFにもたらしたもの」「魅惑のジュブナイルSF世界にようこそ」どれ見に行くか迷ったんですよ。あと、明日の帰るまでにファンジンアレイ(同人誌即売会みたいなもの)も覗きたかったし。本当、体が3つ4つ欲しい。

結局、小松左京御大の顔を見に行く為に。「さよならジュピターリメイク委員会」に。次に、これは絶対って思ってた「SF軍事解説」。前からファンだった野尻さんがパネラーなんだ。内容も興味あるし。っていったらすごい人でした。人多すぎて空調効いてない。終わった後野尻さんがサインに応じてたので、行きたかったんだけど、野尻さんの最近の作品読んでないから、これで頼んだらミーハーすぎるなと、行くのをあきらめ・・・。

あまりにも暑かったので疲れて、続く「SF化する軍事」をリタイアして「古今東西SFイラストでファン交流」に。人少ないかなと思ったらどんどん増えていく人、ここも異様に人が集まってました。一時間企画だったので、ファンジンアレイ見てきました。外国人の同人誌とかを期待したんだけど、ほぼ外国人はいなくて。いろいろ回ったんですが、そうさく畑とかコミティアでのSF卓とそう変わらない感じで、ちょっと周って戻ってきてしまいました。企画に参加してて無人の卓も多かったし。戻ってきても3時20分ぐらい。「すごい科学で守ります」の部屋の前でぼーっとしてたんですが、終わって中の人が出てきた後、その内容を見たら、GOHで知性化戦争を書いたデビッドブリンがパネラーでした。うああああ、遅れてもいいから入っとけばよかったあああああ!しかも残ってサインに快く応じていらっしゃる。貰いに行きたかったんだけど、私が読んだのって知性化戦争の上下二作ぐらいなんですよね。もうこれでサインもらいにいったらミーハーそのものじゃないか。

とりあえず、ちょっと落ち込みながら「すごい科学で守ります」を聞いてきました。超面白かったので回復。

その後、カオル先生が、お食事に誘ってくださったので、一緒にみなとみらいでご飯。散歩しながらいろいろ話しているうちに9時半に。いやあ、めちゃくちゃしゃべりました。お付き合いありがとうございました。パネルの詳しい内容は次項にて。

_ ■今日の内容

「さよならジュピターリメイク委員会」

小松左京御大、樋口真嗣監督さん達がまじめにリメイクについて語る企画と思いきや、脱線する脱線する。それがまた面白かったわけですが。設営にえらい時間かかってました。スタッフのみなさんお疲れ様です。

世界中で、スターウォーズ以降、すごいSF映画ブームが起こった中で、実は、これだれもスターウォーズを見てない状態で創られている時というのは、驚きでした。てっきり影響あったもんだと思い込んでました。小松左京さん一人で書いた小説だと思ってたんですが、実は日本の名だたるSFな人がブレインストーミングしてハードなSF映画を作ろうという試みだったんですね。あれって。だれもスターウォーズが見てない中で、あれだけリアルな映像が作れたというのはすごいなあと思いました。当時の映画制作現場の話を交えて、どんな創り方してたかというのをいろいろ聞けて興味深かったです。

印象に残ってるのを書き連ねると、

900カットすべて小松先生が、イメージを書き、イラストレーターに聖書させている。

CGを日本ではじめて使った。価格がはじめた時と何ヶ月後には1/45になってた。

当時日本に二台しかなかったスパコン「クレイ1」を使った。それまで使っていたものは一日で一枚の絵が出来ていたのに対し、クレイ1は一秒でこなしたけど、CGソフトがなかったので苦労した。

ブラックバックで撮影したため、影に星が入ってしまうので、マスク切が大変だった。

リメイクはやり方はいろいろあるけどミニチュアを使いたいなあ(樋口さん)

脱線したので時間が足りなくなった挙句、延長してもいいですよという話になったらしく、延長してましたが、私次のに絶対行きたかったので途中退室ううう。

「SF軍事解説」

軍事評論家の岡部いさくさんがSFに出てくる戦争を通していろいろしゃべる所に、野尻さんがつっこみ、SF考証を入れるという構成。すごい人数でした。

宇宙戦争が起こる理由、手段とかリアルにSF的考証を入れていっる過程が面白かったです。

コストのかかる恒星間航行をしてまで、地球に来て戦争をする理由は考えるのが難しい。

補給は、止まった瞬間にコストが跳ね上がる。侵略するにしても地球にしかないものが無い。理由として考えられるのは、好奇心やそれを元にしたビジネス。情報等

侵略物はたいてい大量破壊。地球の20世紀の戦争のオマージュじゃないか。

宇宙での艦隊戦。たいてい大艦巨砲主義。推力を得ようとすると反応炉等を入れないとだめだからそうなるかもしれない。戦闘機は、推力源をどうやってつむのかが肝

アメリカのSFには最後白兵戦になる事が多い(SWとか)白兵戦を書く作家はアメリカ人の歩兵経験者ばかりである。個人の物語を描くという物語上の要請もある。

土地や財産をめぐる戦い(物質的な理由で起こる戦い)は利に適ってない。情報をめぐって行われるのではないか(現在の戦争も宗教的、政治的な理由によって起こっている)

宇宙時代でも戦争は起こるのか?人間はどんなに幸せになっても一定量の不満を抱くので、その不満がある限り戦争は起こるのではないか?

とかとか。いろいろ面白かったです。紹介されたSF作品については一読してみようかと思っています。

「古今東西SFイラストでファン交流」

日本と海外での人気SFのカバーアートを比較して、楽しもうという企画でした。ただ日本と海外の人気SF自体がえらい違ってて、興味深かったです。翻訳された時期とか、そもそも翻訳されているのかとかそういう事によって順位簡単に変わっちゃうんですよね。ラノベとかで顕著なんだけど、挿絵変わると、ぜんぜん雰囲気かわっちゃいますからね。出したカバーアートについてみんなどれが好きかみたいな挙手を行っていて、みんな結構好み分かれるなあとか見てて面白かったです。

ちょっと思ったのが、たとえば、ハードSFにすごいアニメライクなカバーアートと挿絵をつけてみたり(ハイペリオンのカバーアートがいとうのいぢさんに書いてもらうとか)ラノベに渋いカバーアートをつけてみる(涼宮ハルヒの憂鬱のカバーアートを加藤直之さんあたりにやってもらったり)したらどれくらい売り上げかわるんでしょね。小畑さんが人間失格のカバーイラスト書いたらめちゃくちゃ売れたと聞きましたが。

「すごい科学で守ります」

日本SF大会では毎回やっておられるようですが、長谷川先生の名物企画。今回は電王、カブトから始まってボウケンジャー、ゲキレンジャーをSF考証。

カブトが最後ぐだぐだになったのは、タイムパラドックス物が難しいから路線変更したんじゃないか。

一年間の助走があって電王が成功してるんじゃないか。

なんで電車なんだろう。あれじゃ仮面ツーリストだよな。

クライマックスフォームはかっこ悪い。でも劇中でかっこ悪いって言った瞬間に許せた。

リュウが付いてる車両。ライオンが付いたらどうしよう。山本正之さんの声で…

ダイボイジャーがロボを乗せて飛んでるのをみてイデオンを思い出した>第六文明人が作ったプレシャスではないか?>イデオンを探しに木星に…

ゲキレン>サンバルカンが使ってたのは激獣拳じゃないか。

バルカンボール>ゲキボール

とかとか。非常に面白かったです。

ええと、昨日のもそうだけど、いい加減なメモみながら思い出して書き出してるので、ここに書いてる内容は正確さには欠けているのでご了承くださいませ。

ええと、今日も出席して思ったこと。パネラーが話そうとしてる時に大きな声で発言するのはやめて欲しいなと思った。「何々の場面ではこういう場面がありますよ!」とかね。場の雰囲気とか空気とか読めない人結構いるよなあ。というか伝統的にああなのかしら?私が知らないだけ?ああいう風にしたほうがいいのかな?かな?教えて詳しい人。

さて明日はラスト。最後ぐらいワールドコンらしいとこに行きたいな。ブリンさんの基調講演とか聴きに行こうかしら…。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
_ シマザキ (2007-09-02 [J] 15:21)

「SF軍事解説」は面白そうだな。
戦争するつもりがなくても、戦争になった例もあるよ。某バラタックとかw


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