KK・factory
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というわけで某さんがやっぱりヤマト見てきたとの感想があったのでこちらも簡単に思いついたことを箇条書きしておこうと思う。ネタバレ全開で行くのでネタバレ見たくない人は回避してくださいませ。
劇場はほぼ満員だった。年齢層的には、お年寄りから子供までっていうバリエーションの広さ。興行的には大成功なんだろなあ。まあ日本で実写SF映画がこれでいくつも作られるようになるなら、いいかもしれない。
改変部分に関しては個人的には抵抗なし。ガミラスの正体も、アナライザーも佐渡さんや相原の性別変更も全然OK。キムタクやメイサについても、まあ気にならなかった。
アナライザーについては、メイサが遭難した時にキムタクがコスモゼロで助けに行った時にコスモゼロから生えてた手が、実は巨大アナライザーの腕だって事に次の日気が付いて「ををを!」ってなったので、あれは良い改変だと思います。アナライザーかっこええ。
CG部分については、「よく出来てるなあ」と思ったけど、役者さんが演技してるところはセットにしか見えなかった。スタジオで撮影してんだなあと。役者さんも頑張ってはいるんだろうけど、脚本のリアリティが無い所がかなり気になった。例を挙げるならワープ後に何度も襲われる学習能力の無さとか、遮蔽物からわざわざ身を乗り出して敵に撃たれてバラバラ死んでいくのとかかなりガマンできない感じ。
SF的にみても、船体を傾けたら中の人やものがどしゃーと床を滑っていく所とか、そこ宇宙空間ちゃうんかい!ヤマト基準の鉛直方向に周りの空間の重力固定なんかい!とか、第三艦橋切り離したらやっぱりヤマト基準の鉛直方向に落下していくんかい!とそこら辺が気になってしょうがなかった。
ワープ後に「重力異常なし!」とか言うわりに、ラスト近くで地表近くでワープしたりして、もう整合性ないったらしょうがないわね!って感じ。
絵がリアルになったんだからそこらへんもちゃんとしないと気になってしょうがないんですよ…。
ちらほら近所でハナをすする音や、目のあたりを拭うしぐさも見られたけど個人的には、ここらへんをいろいろツッコミたくて、泣くどころの話じゃなかった。
まあでもここらへんは、実はちゃんとした絵にすると、一般の人がわかりにくくなったりするのかもしれないなあとも思う所もあったり。一般の人にもっと物理法則を啓蒙せねばならぬのかもしれぬ!
あとやっぱり、自己犠牲自己犠牲ってのがなあ。というかあれだけテクノロジー発達してんのに自動操縦とか遠隔操縦とかないんかいな。古代死なんでもヤマト沈む所で涙を誘う事は出来ると思うんだけどなあ。
あんなラストなので、続編は無いんだろうけど、うまくやればシリーズ化できたんちゃうかなーと惜しく思ったりもします。(まあしれっと旧アニメシリーズのように生きてたことになったりして続編とかでたりしてなあ…(苦笑))
まあヒットしてるようなので、コレに続く「大人用SF映画」が作られるといいなと思います。ハイ。