■ あまのはしだて ■

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10月半ばのある日、突然、どちらともなく


「温泉とか行きたいなあ」


といい始めて、その時のノリで、じゃあ行こうという事になりました。





とりあえず、ネットでいけそうな所を探しますが、紅葉の季節という事もあり


なかなか見つかりません。








とりあえず、紅葉見に行くなら京都だろうなあという事で、


「温泉」「紅葉」をキーワードに


二人していろんな所を探した挙句、宮津という所のかき富士さんという旅館が


あいているとの事。








場所も考えずにとりあえず予約。





調べてみると、天橋立の近くらしいぞと。


日本三大景観の一つという事ぐらいしか知識ありません。


まあ、でも予約しちゃったしと。








さて出発当日








14時に旅館に着くという予約の仕方をしたので、


それにあわせて出発します。





ギリギリの時間は12時前に地元駅出発だったのですが、


身重で走ったりも出来ないだろうから、ゆっくり行こうっていってたのですが、


気が着くと、11時15分に。





まあそれでも20分ぐらいは早くでてるだろうと思ってたのですが…





ターミナル駅で、切符を受け取って…





出発駅について…





ホームを探して





あれ?








あれ?








もう出発時間ギリギリ!








ホームが分からなかったから結局ちょっと走る事に…なにやってんだか(笑)


本当ギリギリで乗り込みました。お陰で弁当も買ってません。








まあでも、特急って弁当を売りにきてくれるんですよね。





デカンショ弁当。870円





丹波豆使用、黒豆。多分600円ぐらい



ちょっとボリすぎだと思うんだ…まあ美味しかったからいいや




ここにきてやっと景色を見る余裕ができました。





雲ひとつないいい天気。



電車は、大阪を出て、福知山へ。



これで2時間近くかかってます





福知山駅へ到着。



ここから丹後鉄道に乗って、宮津へ行きます。



道中50分





タンゴタンゴタンゴ…これだけタンゴの文字並んでると、

なんか違うものに思えてきます。








弁当は美味しかったものの、食い足りないので、

福知山の駅周辺で買い食いできるものを探す事にしました。





うおおお・・空が広い…高層ビルとか無いんだなあ



マクドナルドで買おうとおもったら、なんか行列できてて、

隣にあったミスドでドーナッツ数点購入して、タンゴ鉄道の駅を行きます。





座って食べられるといいんだけど…って





ちょ…





なんですか!これ!ちょッ!







これは、予想外の小ささにびっくりしました。



ワンマンのマイクロバスな大きさの電車。



ほぼ単線で、入れ違う時は駅で待ち合わせという感じでした。



電車に揺られながらドーナッツをほおばります。







車窓から取った写真。 道中、酒呑童子で有名な大江山を通りました。



きっとここらへんも行くと面白いんだろうなあ。



50分程かかって宮津へ到着。



なんか人だかりができてるなと思ったら





どうやら映画の撮影のようでした。



帰りの切符を予約しようとしたらスタッフの人に呼び止められましたが



事情を話して、窓口へ行かせてもらって帰りのチケットをゲット。



再び駅を出る時ぐらいに撮影終了の拍手が起こってました。なんの映画なんだろ。





駅前です。周りはお店も少なくて、がらんとした様子。



道路は結構立派で、車量も多いです。





川を通ります。



昔はここが宮津城の外堀だとかいうのを知ったのは



旅館でガイドブックを見てからでした。







駅前で見た地図で、どうにか旅館の近くまでは来たのですが



どうにもたどり着けない。嫁をベンチに座らせてぐるぐる回ってみたけど



どうしても分からない。



16時到着で連絡してるので、ギブアップして旅館に電話連絡をして道を教えてもらう事に





そしてどうにか到着。


旅館かき富士さん。





木造のすごく風情のある旅館で、廊下や階段を歩けばみしみし木の音します。


トイレはいわゆるボットン便所。洗面所はタイル張りと、


子供の頃に行った母方の実家を思い出す、非常に懐かしい感じで


嬉しく思いました。








部屋は3階で、6畳ぐらいの部屋二つの部屋の真中を取って一つにしたような部屋。




多分壁は薄いんだろうけど、最上階に止まってるの我々だけですし、問題無し。





テレビはありましたが、やっぱり大阪と比べれば受信できる局は少なかったです。



しばらく、ぼーっとしてから、ちょっと外歩いてみようという事に。



旅館探してる時にもちらちら海が見えていたので、とりあえず海に行ってみようと



いう事で、海を探してさすらいます。



とはいえ、5分も歩かないうちに到着















もう暗くなり始めてますね。


まだ17時ぐらいだったんですけどね。


近くに、ショッピングマートがあったんで、特産物とかを期待していってみたものの


かなり普通のスーパーマーケットだったので、ちょっと肩透かし。


みやげ物売り場はあったんですけどね。





すぐ側に観光案内所があったんで、地図やら時刻表を貰いました。


まだ17時なんで更にどこかに行こうという話になって、


もらった地図を頼りにお寺、神社を見に行く事に。


ぶらぶらと宮津駅の方へ戻り、和貴宮神社や、カトリック宮津教会を


見に行ってから宿へ戻りました。








さて夕食




メニューは鰤尽くし


鰤しゃぶ、鰤ダイコン、お造り、鰤照り


非常に美味しかったです。どれくらい美味しかったかというと、


比較的小食の我々が、あわせてご飯を5杯食べたぐらい。


お腹がはちきれそうでした。それこそ何か生まれそうでした。






夕食後しばらくしてから、お風呂。


内風呂で、家族で入れるようになってました。



ゆっくりぬくもってから、作戦会議。


とりあえず、天橋立は死守。


観光船が宮津埠頭から出てるらしいのですが、一日二回しか出発しておらず、


朝9時とかなので、ちょっと急すぎるかなあという事で却下(嫁は船に乗りたそうでしたが)


で、結局バスで行って、天橋立を出来れば往復しようという事で作戦会議終了。


すごいずさんな計画だ。





かなり電車に乗って、ご飯もたくさん食べて、風呂に入ったら、もう睡魔ですよ。


11時過ぎには二人ともダウン。寝床に入って、明日に備えます。







さて、翌日の朝



あかるくなった旅館の廊下をぱちり。あれはラジオかなあ?田舎で見たことあるような。



そして朝食




あじの開き、卵焼き、あさりの味噌汁、ほうれん草のおひたし、山芋のスライス、味つけのり。


いやあ…これも美味しくて美味しくて。


ごはんが異様に進みました。朝食でごはんをおかわりしたの何年ぶりだろう。


我々の隣に一組のカップルが、我々よりちょっと遅れて朝食を取ってたんですが


我々よりすごく早く、席を立って。





うちら、ゆっくり食べ過ぎなんかなあ?って話してたんですが、


うちらが朝食終わってとなりのテーブルみると、残しまくってるわけですよ。


なんてもったいない!残すぐらいなら、そのあさりの味噌汁くれッ!(いやしいだけです)











部屋に戻って、NHKの財テク番組とかみながらのほほんと。





で、何時にでようか?って話してたんですが、よく考えたら昨日のずさんな


作戦会議で、出発時間決めてない!








時刻表を見ると、9時半にバスが出るようになってます。


これ逃すと、一時間後になっちゃうので、ソレに間に合うように出発しました。








朝の風景。今日も雲ひとつありません。


日差しも暖かく、いい天気です。





バス停は、歩いて5分もかからない所にありました。





さて、バスに揺られて10分。





天橋立駅です。



宮津駅と違って、駅前にいろいろおみやげ物屋さんがあります。



帰りの電車の時間を確認して、天橋立へ向かいます。





こちら岸の出発地点にある智恩寺


知恵の神様らしく、受験のお守りとかいっぱい置いてありました。




境内をうろついてると



ネコ発見。





日向ぼっこ中らしく、近づいても全然逃げようとしません。





この建物の二階部分にも毛づくろいしてるネコがいたんですけどね。


田舎のネコはおおらかですね。






さて、どうしようかなーと思ってると、観光船の発着場がありまして。


どうやら、ここを出発して、対岸籠神社を経由して


傘松公園へのリフトまで連れてってくれるようです。


さすがに3.6Kmの道程を徒歩で往復するのは、しんどいなあと思ってたので、


乗船する事にしました。








船の中から




外に出れるみたいだったので、嫁を座席に置いて、外にでてみました。






二階に上れるようになってたみたいで、そこでカモメに餌をやっているようでした




飛来したカモメをパチリ





向こうに見えてるのが、天橋立。





向こう岸について、乗せてもらってきた船をぱちり。





籠神社(このじんじゃ、こもりじんじゃ)



ここの狛犬はよなよな徘徊して、みんなを困らせてたらしいのですが、


さる剣豪がえいやと、徘徊する狛犬の足を切り落として、


それ以来悪さがやんだとかいうお話があるそうです。



境内社が、天照大神をはじめとして4つ程あって全部拝みました。



この二日で、東西のありとあらゆる神様に拝み倒してます









そして、傘松公園に連れてってくれるリフト









ケーブルカーもあったんですが、行列が出来てるし、


出発が15分に一回ぐらいなので、こちらに。







頂上につきました。



ものすごい眺望です。





紅葉は、もう一歩といった感じでしょうか?


ちらほらとは赤い木が混ざってますが。





これが天橋立



日本三大景観の一つ。古代から名所としてうたわれれる所でして。


イザナギさんが天に上るはしごが、寝てる間に倒れて、天橋立になったとか。




有名な股くぐりをデジカメで再現してみました(笑)


こうして、逆さに見ると天に伸びる橋に見えるよっていうのが股くぐりの真意らしいですね。





別けて撮った写真を無理やりつなげて、パノラマ状にしてみました。




ここまでは展望公園からの景色だったのですが






更に上の傘松公園まで上って映してみました。


急な階段だったんですが、嫁が率先して上ってました。


ナイスガッツ





上で見つけた赤く染まった人を写してみました。





素材につかえないかなあとか。





こちらは黄色い人





そして下ります。下りは見晴らしがよく、高さも実感できて、


ちょっと、怖かったです。





みやげ物屋さんがいっぱいある中で、小腹がすいたので


ずっと気になっていたものを…





1夜干のイカ!





言ったら炙ってもらえるらしいので、炙ってもらって、


かにみその中華まんと、おこわの饅頭を注文


お店のおばちゃんが、奥に入ってお茶を飲ませてくれました。




さて、帰路です。天橋立を歩いて、南岸までまいります。その道程3.6キロなり






普通に歩けば、50分ほどかかるとの事。


嫁の体調が途中で急変しなきゃいいなーと思いつつ、ゆっくり歩いていきます。








天橋立は、宮津湾を南北を繋ぐ砂州の上の松並木。


松並木を外れると、砂浜、そして海という事になります。


夏は、海水浴ができるようです。










あの有名な羽衣伝説をイメージした松だそうです。



いくつもこういう名前のついた立派な松がありました。





ちょっと疲れたので、海岸にあるベンチで休憩。



空と砂浜のコントラストがいいですね。本当暖かかったです。



1時間半弱でゆっくりと戻ってきました。


南岸付近の方がいろいろあって。






戦艦に積み込まれていたアームストロング砲がおいてあったり。





件の狛犬の手を切り落とした剣豪、岩見重太郎の仇討ちの石碑とか





試し切りした跡とか(なんと石を一刀両断ですよ)





与謝野寛、晶子夫妻の詠んだ短歌とか。





それはそうと、このモーターボートに書いてあった文字が謎で…





ナイトガンダム





って書いてあったんだ。謎すぎる。









智恩寺まで戻ってきて、ちょっと休もうと側にある、サンドイッチ屋さんへ



非常にオシャレなお店でした。カツサンド食べたかったなあ。



売り切れだったのです。



みやげ物を物色したあと、





黒ごまアイスを食べながら天橋立駅へ。





交通量多いとこ避けてたら、わき道へどんどん入っていき



ちょっと遠回り。でも景色がいいのでラッキー





そして見つけたネコダンゴ。



写真写してたら、じゃまやねんおまえらという目で見られました。すいません。





道路を渡ったところにあった石碑のそばにいた猫。



近くに寄っただけで、にゃあにゃあいいながら寄って来てくれました。



ほんと田舎のネコはおおらかだなあ。





そして天橋立駅のホーム





これで、宮津駅に向かい、宮津駅からタンゴエクスプローラーという



大阪までの直通特急に乗って帰りました







時間に追われない旅というのはいいですね。



普段ヲタクな旅しかしてないので、本当新鮮で楽しかったです







今度は子供が大きくなってからかなあ。








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